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溶連菌の潜伏期間は?感染したら出席停止?

こんにちは!千葉内科・在宅クリニック院長の辺土名です!

最近寒くなってきて、体調崩される方も多く、当院も発熱患者さんの受診が目立っています

その中でも最近増えているのが、溶連菌感染症の患者さんです。

よく溶連菌と聞くけど実際はどんな病気なのか、説明していきます。

溶連菌はどんな病気?

溶連菌とは、溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、その細菌が主にのどに感染し、熱が出たり・のどが痛くなったりする病気です。

場合によっては、体や手足に発疹が出たりします。

特徴としては、一般的に言われるカゼとは違い、咳や鼻水の症状は出ません。

また、舌が赤く、ぼつぼつしてきます。

扁桃にも膿がつきかなり赤くなります。

出血斑といわれる赤いぼつぼつがのどの奥にみられたり、首のリンパ節が晴れることも多いです。

溶連菌の主な症状

高熱が出ている期間は、他者への感染力も強いです。

主な感染経路は飛沫感染といわれており、日常生活で出る咳やくしゃみによって感染するケースが多くみられます。

子どもがかかるイメージが強いですが、大人も感染します!

大人の場合は、初期症状で頭痛が出ることも多いので注意が必要です。

溶連菌のピークは、春~夏、冬になります!

感染症がはやる季節を表した表|溶連菌感染症

関連記事:大人が溶連菌にかかるときつい?気づかず放置は危険?

溶連菌の潜伏期間は?

潜伏期間は2~5日と言われています。

急性期の感染力はとても強く幼稚園や保育園などで流行します。

溶連菌の症状は?

溶連菌 潜伏期間

症状は、前述した

・発熱(3歳未満はあまり上がらない場合もあり)
・体や手足に小さな赤い発疹
・舌に赤いぶつぶつ(イチゴ舌)
・のどの痛み
・リンパの腫れ
・腹痛や嘔吐などの消化器症状

急性期を脱すると

・落屑(らくせつ‐白い細かなかさぶたのようなものが剥がれ落ちる)

が認められます。

関連記事:【うつる病気】子供から大人まで気をつけてほしい溶連菌感染症の症状や治療について

溶連菌で起こりうる合併症

溶連菌 潜伏期間

溶連菌の一番怖いところは合併症です。

合併症としては、心臓弁膜に障害などを起こすリウマチ熱や、急性糸球体腎炎などにつながることがあります。

合併症を起こさないためにも、医師の処方通りに抗生剤を飲み切ることが一番大切なことになります!

溶連菌だと出席停止?学校はいつから行ける?

溶連菌 潜伏期間

子どもさんが多くかかる病気なので

気になるのはいつから学校にいけるのか、、、ですよね。

日本小児科学会の解説では

「適切な抗菌薬による治療開始後24時間以内に感染力はなくなるため、それ以降の登校(園)は可能である」

とされています。

なのでお薬を内服し始めてから、24時間経過していれば出席可能となります!

関連記事:微熱は何度から何度まで?何日も続く場合は要注意?

溶連菌の検査・治療なら千葉内科・在宅クリニックへ

溶連菌に関しては、現在検査キットが不足しており、身体診察での診断を当院では行っております。

喉の状態や、胸の音などを診て、溶連菌かどうか確かめます。

検査をご希望の場合は直接クリニックへお問合せください。

千葉県で急な往診は千葉内科・在宅クリニックをご利用ください

千葉内科・在宅クリニックでは、夜間休日の急な体調不良やケガの際にご自宅にお伺いして診察~処方までを行う夜間休日往診サービス・オンライン診療を行っております。

往診サービスは医師がご自宅にお伺いして処方までを行うことができます。

オンライン診療はビデオ通話を用いて診察から処方まで行います。

お身体の事でお困りの際はお気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

昨年末から溶連菌に感染する患者様が多くなってきています。

さらに、インフルエンザ、新型コロナウイルスなどの患者様も多くいらっしゃいます。

何かいつもと体調が違うな?と異変を感じて不安な場合はお気軽にご相談ください。

参考文献

キッズドクター|子どもが溶連菌に感染したら、家族は仕事を出勤停止になる?隔離期間は?
CLINIC+|溶連菌感染症ってどんな病気?合併症にも注意が必要
にのみや小児科・ひふ科|溶連菌感染症
土浦協同病院 なめがた地域医療センター|溶連菌感染症
塩野義製薬株式会社|こどもに多いのどの病気 溶連菌感染症のおはなし
MYメディカルクリニック|大人も気をつけて!溶連菌感染症

関連記事:感染症の分類や種類を簡単解説|なぜコロナは5類になったの?

関連記事:【喉の痛みや熱】子供が溶連菌感染症になったときはどうする?学校や保育園は休むべき?

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この記事の監修医師


千葉内科・在宅クリニック 院長 辺土名 盛之(へんとな もりゆき)

経歴

  • 三重大学医学部医学科 卒業
  • 四日市羽津医療センター
  • 西春内科・在宅クリニック
  • 千葉内科・在宅クリニック院長

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