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疲れやすいのはがんのサイン?受診の目安となる症状と考えられる病気
「以前より疲れやすくなった」
「寝てもだるさが残る」
「年齢のせい?それとも病気?」
このような悩みから、「疲れやすい がん」と検索される方も少なくないでしょう。
結論からお伝えすると、疲れやすい=がんとは言い切れません。
ただし、疲れの背景に病気が隠れていることもあるため、「どんな疲れが心配なのか」「どこまで様子を見てよいのか」を知ることが大切です。
本記事では、疲れやすい場合に注意すべき症状や受診の目安、考えられる病気をわかりやすく解説します。
Contents
疲れやすい=がんとは限らない
疲れやすさは、医学的には非常にありふれた症状です。
がんは「数ある原因のひとつ」に過ぎず「疲れやすい=がん」とは言い切れません。
では、がんで疲れやすくなるのはなぜでしょうか?
癌がある場合、体のなかで次のような変化が起こっています。
- 軽い炎症が続く
癌細胞がると、体が対抗しようとして炎症を起こす物質(サイトカイン)を出します。
この影響で、だるさややる気の低下、寝ても疲れが取れないといった症状が現れます。 - 栄養や体力が消耗される
がんが進行すると、食欲が落ちる、筋肉が減る、エネルギー消費が増加するといった状態になり疲れやすくなります。
ただし、これらの症状はある程度がんが進行した段階で起こることが多く、疲れだけが最初に現れるというケースは稀です。
疲れやすさの他にこんな症状があれば受診を検討
がんでは、疲れやすさ+以下のような症状が現れることがあります。
| 症状 | 特徴 |
| 理由のない体重減少 | 食事量が変わらないのに体重が減る 数週間~数か月で体重が一気に落ちてきた |
| 息切れ・めまい・動悸 | 階段昇降や家事で息が切れる 立ちくらみが多い |
| 血便・黒い便・便通の変化 | 赤い血が混じった便が出る 便が黒っぽい 便秘と下痢を繰り返す |
| しこり・飲み込みにくさ | しこりに痛みがない 症状が2~3週間以上続く |
受診の目安
以下に当てはまる場合は、受診してください。
- 疲れが2週間以上続く
- 休んでも疲れが改善しない
- 日常生活に支障がある
- 「何かおかしい」と感じる
「不安だから」というだけでも十分受診の理由になります。
気にしすぎかな?と思わずおかしいと感じたらまずは医療機関に相談してください。
がん以外で疲れやすくなる主な病気
生活習慣による疲労
生活習慣による疲労は睡眠時間が短い、夜更かし、運動不足などで起こります。
検査では異常がなくても、体が上手く休息を取れずに疲れやすい状態です。
貧血
貧血は特に女性に多く、疲れ以外にも息切れやめまいを引き起こす原因です。
血液検査ですぐに調べることができ、治療も行えます。
甲状腺の病気
甲状腺の病気では体のエネルギー調整が乱れることで疲れやすさや体重変動を招きます。
見逃されやすい病気ですが、血液検査で確認することができます。
ストレス・自律神経の乱れ
ストレスや自律神経の乱れは寝ても疲れが取れないといった症状を引き起こします。
特に朝につらく感じるため、ストレス管理と生活習慣を整えることで改善しやすくなります。
千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックでできること
当院では、疲れやすいと感じる方へ問診・診察による生活習慣の確認、血液検査が可能です。
患者様の不安を取り除けるよう一つずつ整理して説明をしています。
必要に応じて専門医への紹介もおこなっていますので、不安なことやどこに相談したらいいかわからない。といった場合に最初の相談先としてご利用ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
疲れやすいからといってがんとは言い切れません。
多くは生活習慣や貧血といった原因で疲れやすさを感じている方がほとんどです。
しかし、中にはがんや他の病気が隠れていることもあるため、不安を感じている方はまずは医療機関を受診してください。
参考文献
Bower JE. Cancer-Related Fatigue. Nat Rev Clin Oncol. 2014
Evans WJ et al. Cachexia definition. Clin Nutr. 2008
Curt GA et al. Fatigue in cancer. Semin Hematol. 2000