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胃がんの初期症状は見逃されやすい?よくあるサインと受診の目安

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胃がんは日本人に多い消化器がんの一つで、早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。

しかし、初期段階では自覚症状に乏しく、あるいは日常的な体調不良と区別がつきにくいため、見逃されやすい病気です。

本記事では、胃がんの初期症状についての正しい知識と、受診を検討すべきタイミングについて解説していきます。

胃がんの初期症状が見逃されやすい理由

症状が軽く出るため気づきにくい

胃がんの初期段階では、がん細胞が胃の粘膜表層にとどまっているため、はっきりとした症状が現れにくいという特徴があります。

国立がん研究センターの統計によると、早期胃がんの約70%は無症状とされています。

症状があっても、軽度の胃部不快感や膨満感など非特異的なものが多く、「単なる胃もたれ」と判断されがちです。

胃は本来、酸やペプシンなどの強い消化液に常に曝されている臓器であり、ある程度の刺激に耐える構造になっています。

そのため、小さながんができ始めた段階では、胃自体の神経が刺激を感じにくく、痛みなどの警告信号が発せられにくいのです。

日常の体調不良と区別しづらい

胃がんで現れる可能性のある初期症状には、以下のようなものがあります。

  • 食後の軽い胃もたれ感
  • 上腹部・心窩部の不快感・軽度の痛み
  • 食欲不振
  • わずかな吐き気

これらの症状は、ストレスや過労、胃炎、機能性ディスペプシアなど、良性の胃腸障害でも起こりうるものです。

日本消化器病学会の調査では、胃がん患者の初期症状の約80%が、他の一般的な胃腸疾患と類似していることが報告されています。

特に現代社会では、仕事や生活のストレスによる胃腸症状を訴える方が多く、その中から胃がんを見分けることは容易ではありません。

我慢しやすく受診が遅れやすい

日本人は「多少の不調は我慢する」という文化的背景があり、軽微な症状で医療機関を受診することに抵抗を感じる方が少なくありません。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、体調不良を感じても約40%の人が「様子を見る」と回答。

特に40〜60代の男性は受診の遅れが目立ちます。

ちょうどこの年代と重なる50代以降が胃がんの発症率が高く、早期発見を遅らせ、悪化してからの発見されるケースが多いです。

さらに、胃がんの症状は徐々に進行することが多く、「少しずつ慣れてしまう」という問題もあります。

例えば、少しずつ食欲が落ちていても、本人は「最近あまり食べなくなった」という程度の認識で、異常と捉えないことがあります。

胃がんの早期発見には、定期的な検診と、継続する軽微な胃部症状に対する適切な医療機関の受診が重要です。

特に50歳を超えたら、症状がなくても2年に1回程度の胃がん検診を受けることが推奨されます。

初期に現れやすい胃がんの症状一覧

胃もたれや食後の不快感

胃がんの初期段階でよく見られる症状の一つが、食後に感じる胃もたれや不快感です。

通常の胃もたれと異なる点として、次のような特徴があります。

  • 食事量が少なくても胃もたれを感じる
  • 油っぽい食事をしていないにも関わらず胃もたれを感じる
  • 以前は問題なかった食べ物でも胃もたれを起こすようになる
  • 制酸剤や胃薬を服用しても症状が改善しない
  • 同じような症状が2週間以上続くことがある

これらの症状は、胃の粘膜に発生したがん細胞が胃の正常な機能を妨げることで起こります。

原因としては、胃がんによって胃の蠕動運動(食べ物を送り出す動き)が低下したり、胃の伸展性が損なわれたりすることで、食後不快感が生じやすくなるためです。

食欲不振と体重減少

胃がんの進行に伴い、次第に食欲が低下することがあります。

この食欲不振は以下のような特徴があります。

  • 徐々に進行し、自覚症状として気づきにくい
  • 特に肉類や油っぽい食事に対する嫌悪感として現れることがある
  • 結果として意図しない体重減少につながる(3〜6ヶ月で5%以上の体重減少は注意が必要)

日本胃癌学会の報告によると、早期胃がん患者の約15〜20%が診断前に体重減少を経験しているとされています。

これは、胃がんによる栄養の吸収率の低下や代謝変化、食事摂取量の減少が原因です。

特に短期間での説明のつかない体重減少は、胃がんを含む様々ながんの重要なサインとなります。

吐き気・げっぷ・胸やけ

胃がんによって、以下のような消化器症状が現れることがあります。

  • 食後の吐き気(実際に嘔吐することは初期段階では少ない)
  • 頻繁なげっぷ(特に食後)
  • これまでになかった胸やけや胃酸の逆流症状

これらの症状は胃食道逆流症(GERD)など他疾患でも起こりますが、胃がんの場合は治療薬への反応が乏しいことが特徴です。

また、症状が次第に頻度や強さを増していくことが多いです。

国立がん研究センターの調査では、胃がん患者の約30〜40%が診断前にこれらの症状のいずれかを経験していたことが報告されています。

みぞおちや背中の痛み

胃がんによる痛みには、次のような特徴があります。

  • みぞおち(上腹部)にある鈍い痛みや不快感
  • 食後に悪化する傾向がある
  • 時に背中に放散する痛み(特に胃の後壁に腫瘍がある場合)
  • 痛みが夜間にも悪化することがある

初期の胃がんでは、はっきりとした痛みを感じることは比較的少ないですが、腫瘍が大きくなるにつれて痛みが現れやすくなります。

胃の神経叢への刺激や、腫瘍による胃壁の伸展が痛みの原因となります。

貧血や疲労感

胃がんの初期段階でも、腫瘍からの微量の出血が続くことで、次のような症状が現れることがあります。

  • 徐々に進行する倦怠感や疲労
  • 顔色の悪さ(顔や眼瞼結膜の蒼白症状の進行)
  • 動悸や息切れ(特に階段の昇降時など)
  • めまいや立ちくらみ

これらは鉄欠乏性貧血の典型的な症状です。

胃がんによる慢性的な微量出血は、目に見える吐血や黒色便を伴わないことが多く、気づかれないまま貧血が進行することがあります。

日本人男性や閉経後の女性に原因不明の鉄欠乏性貧血がある場合、胃がんを含む消化管腫瘍の可能性を考慮する必要があります。

厚生労働省の「全国がん登録」データによると、胃がん患者の約25%が診断時に何らかの貧血所見を示していたとされています。

特に50歳以上の方で説明のつかない貧血がある場合は、胃がんの可能性も考慮して胃カメラ検査を検討すべきです。

関連記事:胃がんの症状を解説!胃潰瘍や胃炎との違いは?【早めの検診を】

胃がんの初期症状と似た他の症状

胃潰瘍との違い

胃がんと胃潰瘍は症状が類似することがありますが、痛みの性質と持続性に違いがあります。

胃潰瘍の痛みは食事によって和らぐことが多く、空腹時に強まる傾向があります。

また、比較的短期間で強い痛みが現れ、治療により改善することが特徴です。

一方、胃がんの痛みは徐々に進行し、食事との明確な関連が乏しく、食前食後関係なしに鈍痛が持続する傾向があります。

また、制酸薬などでの痛みの症状改善が不十分なことが多いことがわかっています。

逆流性食道炎との違い

逆流性食道炎は胸やけやげっぷが主症状です。胸やけは胸骨後部の灼熱感として感じられ、特に食後や横になったときに悪化します。

胃がんでは胸やけも症状として現れることがありますが、胃部不快感や上腹部痛などが主となることが多く、食欲不振や体重減少を伴うことが特徴です。

ある研究では早期胃がん患者の約40%に食欲不振が認められることが示されています。

逆流性食道炎の症状は制酸薬(PPI)で改善することが多いですが、胃がんでは一時的な改善にとどまることがあります。

関連記事:逆流性食道炎によくある症状と対処法|口の中が苦いのは注意が必要?

機能性ディスペプシアとの違い

機能性ディスペプシアは、胃の不快感や痛みがあるにもかかわらず、内視鏡検査などで明らかな器質的異常(狭窄や出血などの異常)が認められない状態です。

症状は胃がんと類似することがあり、上腹部痛、早期飽満感(少量の食事で満腹になること)などが見られます。

両者の確実な鑑別には画像検査(内視鏡検査や造影CT検査など)が必要です。

特に50歳以上で新たに症状が出現した場合や、これまで感じていた症状の性質が変化した場合は、胃がんを除外するための画像検査が重要となります。

慢性胃炎との違い

慢性胃炎は多くの場合、軽度の症状が長期間持続することが特徴です。

胃もたれ、膨満感、軽い上腹部不快感などが主な症状です。

特にヘリコバクターピロリ菌関連萎縮性胃炎は胃がんの重要なリスク因子とされています。

胃がんとの大きな違いは症状の進行性と重症度にあります。

慢性胃炎の症状は比較的安定していることが多いのに対し、胃がんでは徐々に症状が悪化し、食欲不振や体重減少などの全身症状が加わります。

胆石症との違い

胆石症は特に食後に右上腹部痛として現れることが多く、しばしば右肩や背中に響くような痛みを発します。

発作的な痛みが特徴で、数分から数時間続いた後に収まることがあります。

また、脂質の多い食事で誘発されやすいという特徴があります。

胃がんの痛みは通常、上腹部正中から左側に感じられることが多く、持続的で鈍い痛みが特徴です。

胆石症では黄疸を伴うこともありますが、胃がんでは通常、初期には黄疸は見られません。

また、胆石症では超音波検査の診断感度が95%以上と高く、比較的容易に胃がんとの鑑別が可能です。

膵がんとの違い

膵がんは上腹部痛に加えて背中の痛みが特徴的です。

痛みは食後に増強し、前かがみになると軽減することがあります。

また、膵がん患者の約70%が診断前に急激な体重減少(3か月で5%以上)を経験することが報告されており、初期から糖尿病を合併することもあります。

胃がんと膵がんはともに消化器のがんですが、膵がんではより早期から黄疸や血糖値の上昇が見られることがあります。

また、膵がんでは便の性状変化(脂肪便)が現れることもあります。胃がんと膵がんの鑑別には造影CT検査が必要です。

いずれの症状も自己判断は難しく、持続する消化器症状がある場合は早めに医療機関を受診して適切な検査を受けることが重要です。

関連記事:みぞおちや右肩の痛みもしかすると胆石が原因かも?胆石症は自然治癒する?

胃がんの検査と受診の流れ

受診目安

胃がん検診の受診目安として、50歳以上の方は特に症状がなくても定期的な検診が推奨されています。

症状がある場合は、以下の症状が2週間以上持続する場合には早急に医療機関を受診すべきです

  • 食事量が減少する、食後にすぐに満腹感を感じる
  • 原因不明の体重減少(3カ月で5%以上)
  • 上腹部の持続的な不快感や痛み
  • 食後の膨満感が持続する
  • 吐血や黒色便(消化管出血の疑い)
  • 貧血症状(めまい、倦怠感)
  • 嚥下困難

特にピロリ菌感染者、胃がんの家族歴がある方、喫煙者、塩分の多い食事を好む方は胃がんのリスクが高いため、より慎重な対応が必要です。

内視鏡検査(上部消化管内視鏡検査)

内視鏡検査は胃がんの診断において最も信頼性の高い検査方法です。

拡大内視鏡やNBI(Narrow Band Imaging)などの特殊光観察により、早期癌の発見率が向上しており、その感度は90%以上とされています。

口または鼻から細い内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察します。

小さな病変も発見可能で、同時に生検(組織採取)ができます。

近年は鎮静剤使用により苦痛の少ない検査が可能です。

検査の6〜8時間前からの絶食が必要で、検査の所要時間は、通常5〜15分程度です。

日本の症例対照研究では、内視鏡検診による胃がん死亡率の減少効果(約60%)が示されています。

バリウム検査(上部消化管X線検査)

バリウム(造影剤)を飲み、X線撮影により胃の形状を観察する方法です。

内視鏡検査に比べ負担は少ないですが、感度は劣ります(約60-70%)。

小さな病変の検出率は内視鏡より低く、異常を発見した場合は内視鏡検査が必要です。

検査前日夜からの絶食が必要で、検査の所与時間は約15〜20分程度です。

国立がん研究センターの研究では、40〜69歳の集団に対するバリウム検査による胃がん死亡率の減少効果は約40%と報告されています。

CT検査

X線を用いた断層撮影で胃と周囲臓器を観察します。

進行胃がんの診断や他臓器への転移確認に有用で造影剤を使用することで診断精度が向上(造影CT)します。

しかし、早期胃がんの検出には限界があり、胃癌の病期診断(ステージング)に重要となります。

検査前4〜6時間の絶食後、検査は約10〜15分程度で完了します。

臨床試験結果によると、胃がんのリンパ節転移診断におけるCTの感度は77%、特異度は78%とされています。

腹部超音波検査

超音波を用いて腹部臓器を観察します。

負担を与えないため、手軽に検査を行えます。

肝臓などへの転移検索に有用ですが、胃壁自体の評価は限界があり、胃がんのスクリーニングには適していません。

胃がん自体の検出感度は低く(30-40%程度)、主に他検査の補助的役割として使用されます。

また、胃の周囲リンパ節の腫大確認に役立つ場合もあります。

先に解説した内視鏡やバリウム、CT検査とは異なり、検査前の絶食はなく、検査時間も約10〜15分程度です。

血液検査

血液検査を実施し各種腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、CA72-4など)を分析して診断に用いられます。

貧血の有無を確認(胃がんによる慢性出血の可能性)できるほか、肝機能、腎機能など全身状態の評価します。

採血は数分で完了しますが、結果が出るまで数時間〜数日程度必要です。

PET-CT検査

放射性同位元素を用いて代謝活性の高い部位を検出します。

小さな病変や早期胃がんの検出感度は限られますが、全身の転移検索に有用です。

胃がんでの感度は約60%で、特に組織型により検出率に差があります。

保険適用は限定的で、術前診断では通常保険適用外です。

検査前6時間の絶食後、薬剤注射から撮影終了まで約2時間程度を要します。

診断確定までの一般的な流れ

  1. 初診・問診: 症状の聴取、リスク因子の確認、身体診察
  2. 一次検査: 一般的に内視鏡検査またはバリウム検査から開始
    • バリウム検査で異常所見→内視鏡検査へ
  3. 内視鏡検査と生検: 疑わしい部位から組織を採取
  4. 病理組織診断: 生検組織の顕微鏡検査(確定診断)
  5. 病期診断(ステージング):
    • CT検査: 胃周囲リンパ節転移や遠隔転移の評価
    • 腹部超音波検査: 肝転移などの検索
    • 必要に応じてPET-CT
    • 進行例では超音波内視鏡(EUS)によるT因子(壁深達度)の精密評価
  6. 治療方針の決定: 病期や患者の全身状態に基づく総合的判断

費用と保険

検査の種類費用相場
内視鏡検査(上部消化管内視鏡検査)保険適用で約3,000〜10,000円
(施設による差あり、鎮静剤使用で追加料金)
バリウム検査保険適用で約2,000〜5,000円
CT検査保険適用で約8,000〜15,000円
(造影剤使用で追加)
超音波検査保険適用で約500~2,000円
血液検査保険適用で各マーカー約1,000〜3,000円
PET-CT検査自費で約10万円
保険適用で約3万円

※保険適用は3割負担の場合

胃がん検診は市区町村の住民検診や職場検診で受けられる場合があり、費用も補助される場合があります。

50歳以上では2年に1回の胃内視鏡検査または胃X線検査が推奨されており、定期的に検診を受けることが早期発見の為には重要です。

胃がんの予防と早期発見のためにできること

ピロリ菌の検査と除菌

ピロリ菌は胃の中に住み着く細菌で、日本人の約半数が感染していると言われています。

この菌が長い間胃にいると、胃の粘膜に炎症を起こし、それが胃がんの原因になることがわかっています。

実は、ピロリ菌に感染していない人では、胃がんはほとんど発生しません。

ピロリ菌がいるかどうかを調べる検査にはいくつか種類があります。

  1. 便検査
    最も簡単な方法で、便の中にピロリ菌の痕跡があるかを調べます。
    正確性が高く(約96%)、採取も簡単です。
  2. 呼気検査
    特殊な尿素を飲んで、息を吹きかけるだけの検査です。
    ピロリ菌がいると、その尿素が分解され、息の中に特殊な成分が出てきます。
    こちらも正確性が高いです(約95%)。
  3. 血液検査
    血液中のピロリ菌に対する抗体を調べます。
    手軽ですが、菌を除去した後の判定には向いていません。
  4. 胃カメラでの検査
    胃カメラで胃の組織を少し採取して調べる方法です。
    正確ですが、胃カメラを飲む必要があります。

上記検査で、ピロリ菌が見つかった場合は、除菌治療を行います。

主に、胃酸を抑える薬と2種類の抗生物質を1週間飲みます。

この治療で約70-80%の方が除菌に成功しますが、効果がなかった場合は、別の抗生物質に変えて再度挑戦します。

ピロリ菌の除菌をすることで、胃がんりなるリスクを約30-40%減少させることが可能です。

また、胃の炎症や萎縮が進むのを抑え、胃潰瘍がある方は、再発リスクをほとんど無くすことができます。

    日常生活でできる予防法

    食事で気をつけること

    避けたほうが良いもの

    • 塩分の摂りすぎ:1日10g以上の塩分摂取で胃がんリスクが2倍になります
    • とても熱い飲み物や食べ物:65℃以上の熱さは胃の粘膜を傷つけます
    • 焦げた肉や魚:発がん性物質が含まれていることがあります

    積極的に摂りたいもの

    • 野菜と果物:1日350g以上(小鉢約5皿分)で胃がんリスクが20%減少
    • 緑黄色野菜:ニンジン、ホウレンソウなどのビタミンが豊富な野菜
    • にんにく:抗酸化作用があり、胃がんリスクを約30%下げる効果が報告されています
    • 緑茶:1日5杯以上飲む習慣がある人は胃がんになりにくいというデータがあります

    生活習慣の見直し

    • タバコをやめる
      喫煙者は非喫煙者に比べて胃がんリスクが1.5〜2倍高く、周りの人のタバコの煙を吸うだけでもリスクが上がります
      禁煙後、5年くらいからリスクが下がり始めます
    • お酒は適量に
      ビール中瓶1本以上の飲酒を毎日続けると胃がんリスクが上がります
      適量(ビール小瓶1本程度まで)なら影響は少ないでしょう
    • 健康的な体重を維持する
      肥満(BMI30以上)だと胃の入口付近のがんリスクが高まります
      適正体重(BMI 18.5〜24.9)を維持するよう心がけましょう

    検診で早期発見する

    日本の胃カメラ検診は効果が実証されています。

    胃カメラでは、早期発見率が約70%と高く、5年生存率が98%以上。

    早期発見することで死亡率を60%も減らすことができます。

    50歳以上になったら2年に1回の胃カメラ検査を、以下のリスクが高い方に該当する方は、毎年の胃カメラ検査が推奨されます。

    • ピロリ菌に感染している方
    • ピロリ菌の除菌に成功した方
    • 親や兄弟に胃がんになった人がいる方
    • 胃の萎縮や腸上皮化生(胃の粘膜が腸のような組織に変化すること)がある方

    関連記事:生活習慣病って何種類あるの?予防対策や検診についても紹介

    千葉内科・在宅クリニックでできること

    千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックでは、ピロリ菌の検査と除菌治療が可能です。

    また、胃がんのリスク評価を行い、必要に応じて専門医療機関への紹介も行っています。

    お困りの症状や、胃の不快感などがあり気になるという場合は、ぜひ一度ご相談ください。

    まとめ

    胃がんは日本人に多いがんですが、早期発見できれば治療成績は非常に良好です。

    しかし、初期症状が見逃されやすいという特徴があります。

    胃がんは「サイレントキラー(静かな殺し屋)」と呼ばれることもありますが、適切な予防と早期発見の知識を持ち、定期的な健診を行うことで、多くの場合予防や早期治療が可能です。

    不安な症状がある場合は、ぜひ当クリニックにご相談ください。

    一人ひとりの状況に合わせた対応をさせていただきます。

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