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毛じらみの原因や症状、肉眼での見つけ方などについて解説!放置すると危険?

陰毛の激しいかゆみは毛じらみ症かもしれません。

毛じらみ症について

毛じらみ症になる原因

「吸血性昆虫」という寄生虫の仲間であるケジラミが寄生することにより生じます。

感染経路

性行為の際の陰毛同士の接触による感染がほとんどで性感染症として扱われることも多いですが、タオルや毛布、温浴施設の脱衣カゴなどを介しての間接的感染、母子間での感染もあります。

なお、ケジラミは宿主(感染している場所)から離れると、長くても48時間程度しか生存できず、また、自力では10cm程度しか移動できないため、感染経路は非常に限られてきます。

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毛じらみ症の症状とは

感染部位に激しいかゆみをもたらします。皮疹を生じないのが特徴です。

かゆみの原因はケジラミの唾液に対する我々人間の免疫反応なのですが、それには個人差がありますので、感染していてもあまりかゆみを感じない場合もあります。かゆみを感じるのは感染後1~2ヶ月が経過してからとされています。

このため、毛じらみ症と診断されたら1~2ヶ月前に性的接触があった相手にケジラミの寄生がないかを調べることが望ましいです。

また、家庭内感染の可能性もありますので、家族全員の感染状況を調べるようにしましょう。

陰毛以外でも発症するの?

主に陰毛に寄生しますが、肛門周囲、わき毛、胸毛などの体毛のある部位であれば寄生します。

頭髪やひげにも寄生します。

剃毛は安価な対処法ではありますが、陰毛以外では完全に剃毛するのは現実的に困難であることが多いこと、また、不完全な剃毛がケジラミの近接部位への移動を誘発し、かえって感染部位を広範に拡大してしまうケースが多々あることなどから、あまり推奨されません。

関連記事:クラミジアは男性も女性もかかる?潜伏期間や感染経路、症状や治るまでの期間について

肉眼で見つけることはできる?

ケジラミの成虫の大きさは1mm程度です。

ケジラミの血糞が黒色点状のしみとして下着に付着することで発見されることも多いです。

毛じらみ症は自然治癒する?お風呂で死ぬの?

自然治癒はしません。

入浴によりケジラミの成虫は洗い流されることもありますが、虫卵は流されません。

また、風呂程度の温度では死滅しないため、成虫が他人に乗り移ることにより感染を拡大させてしまいますので、後述するように確実な治療を受けましょう。

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放置せずに病院で検査をしましょう

どんな検査をするのか

拡大鏡での観察を含む視診により、ケジラミの成虫や虫卵の有無を確認します。

また、陰毛を採取し、虫卵を顕微鏡で確認することにより診断します。

毛じらみ症に効果的な治療薬

市販薬としてシャンプー製剤(スミスリンL®)やパウダー製剤(スミスリンパウダー®)があります。

シャンプー製剤の場合は陰毛に塗布して5分後に洗い流し、パウダー製剤の場合は寄生場所に散布して1〜2時間後に洗い流します。

ケジラミの虫卵が孵化するのに1週間程度を要することから、2週間程度の間、3~4日ごと繰り返し使用して駆除を行います。

まとめ

陰毛以外にも寄生していないかに注意が必要です。

宿主から離れたケジラミが他で生存している可能性がありますので、衣類・寝具は熱処理(アイロンがけなど)やドライクリーニングすると安心です。

また、毛じらみ症と同時に他のSTI(性病)に感染している合併例が多く見受けられます。毛じらみ症の診断を受けた際には梅毒やHIVなどの検査を行うことが望ましいです。

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