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薬を飲み忘れたらどうする?健康への影響や防止のアイデアを紹介

飲み忘れ

毎日決まった薬を飲んでいても、もらった薬を飲み忘れてしまう事は誰にでもあると思います。

今回は、飲み忘れた時の対処法や注意点をまとめました!

是非参考にしてみてくださいね。

薬を飲み忘れたときの対処法

飲み忘れ

薬を飲み忘れに気付いたときは、飲み忘れに気付いたタイミングで1回分を「すぐ」に服用しましょう。

しかし、次に飲む時間が近い場合は、2回分を服用せず、1回分のみを服用するようにしましょう。

2回分を1度に飲んでしまうのは絶対に避けてください。

薬の成分は、血液中で一定の濃さを保つことで期待通りの効果を発揮します。

そのため、1回に飲む量や1日に飲む回数が決められているのです。

2回分を一度に飲むと、血液中の薬の濃度が急に上がり、副作用が出る恐れがあります。

また、「食前」に飲むべき薬を「食後」に飲むと、胃酸の影響を受けたり、食べ物と混ざって効果に影響が出ることがあります。

「食前」と指示された薬は、必ず食事の20~30分前に飲むようにしましょう。

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薬の飲み忘れが健康面に及ぼす影響

飲み忘れ

治療効果の低下

薬の中には抗生物質や抗ウイルス薬のように、症状が良くなっても飲み続ける必要があるものもあります。

自己判断で服用をやめると、治療効果が低下だけでなく、薬の効かない耐性菌が生まれるリスクが発生するのです。

薬は、年齢や体重、肝臓や腎臓の機能(解毒作用)を考慮して処方されます。

同じ薬でも人によって量や回数が違うのはそのためです。

決められた時間・量・期間を守って飲むように心がけてください。

病状の悪化

リバウンド現象といって、症状が良くなったからといって服用を中断すると、抑えられていた症状が悪化してしまうことがあります。

降圧剤や抗血小板剤、ステロイド薬などを中断すると、脳梗塞や心筋梗塞などの深刻な病気を引き起こす原因になります。

あくまでも薬は症状を抑えてるにすぎず、治っているかは検査などをしてみないとわからないことが多いです。

もしも副作用などで薬を中断したくなったら、必ず医師と相談しましょう。

薬の飲み忘れを防止するアイデア

飲み忘れ

薬を目立つ場所に置く

日常的に手に取りやすい場所に薬を置くことで、飲み忘れを防ぎやすくなります。

例えば、洗面所キッチンなどに置くと良いでしょう。

薬の服用記録をつける

服用を忘れないためには、服薬カレンダーを使用するのが効果的です。

ノートを用意して服薬日記をつけることもおすすめします。

服薬したかどうかや、服用後の体調の変化などを簡単にメモしておくと良いでしょう。

服薬日記は、第三者が見てもすぐに状況が分かり、共有しやすいという利点もあります。

アプリやリマインダーを活用する

スマホやPCのGoogleカレンダーのリマインダー機能や、ヘルスケアアプリを活用してみましょう。

薬を飲む時間を設定することで、飲み忘れ防止につながります。

家族に協力してもらう

家族に協力してもらうのも1つの方法です。

いつ、どの薬を服用するのかあらかじめ家族に伝えておき、飲み忘れがあった際は教えてもらいましょう。

家族全体で共有することで、飲み忘れ防止や早期対応が可能です。

関連記事:気管支炎におすすめの市販薬9選!ランキング形式で紹介

薬を飲み忘れた場合何時間空ける?

飲み忘れ

1日3回服用する薬は、次の服用までに4時間以上空ける必要があります。

1日2回服用する場合は、6~8時間空けてください。

鼻炎薬や頭痛薬などの頓服薬も、薬にもよりますが6~7時間ほど飲む間隔をあける必要があります。

千葉内科・在宅クリニックでできる対応

当クリニックでは外来から在宅診療まで、様々な病気に対する包括的な医療サービスを提供しています。

こちらで処方したお薬についてなにかご不明な事や、飲み忘れてしまった、などがありましたらお気軽にご相談ください!

しっかりと診察やお電話等でもサポートをさせて頂きます。

まとめ

薬の飲み忘れ自体に緊急性はありません。

ただし、その後の対応を誤ると治療効果が失われたり、病気を引き起こすリスクがあります。

飲み忘れが発覚した場合は、焦らずに落ち着いて対処することが大切です。

どうすれば良いか分からない場合や、困った時は遠慮なくご相談ください!

参考文献

お薬を飲み忘れてしまったら | 都道府県支部 | 全国健康保険協会

【医療コラム】薬を飲み忘れたとき、どうすればいい?|函館五稜郭病院

飲み忘れを防ぐには? | 日本調剤

この記事の監修医師


千葉内科・在宅クリニック 院長 辺土名 盛之(へんとな もりゆき)

経歴

  • 三重大学医学部医学科 卒業
  • 四日市羽津医療センター
  • 西春内科・在宅クリニック
  • 千葉内科・在宅クリニック院長

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