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慢性腎臓病になる原因とは?症状やステージの特徴を解説

こんにちは。千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックの院長 辺土名(へんとな)です。
突然ですが、皆さんはCKDという言葉と聞いたことはありますか?
あまり聞きなれない言葉かと思いますがCKDとは慢性腎臓病のことを指し、成人の8人に1人は患者さんという「新たな国民病」とよばれています。
今回は、そんな慢性腎臓病の原因や、症状、関連する生活習慣などについて詳しく解説していきます。
Contents
慢性腎臓病とは

慢性腎臓病とは、怖いことに初期ではほとんど自覚症状はありません。
また進行したとしても、むくみや倦怠感など普段の疲れかな?、少し体調が悪いだけかも?など
見逃してしまう症状が多く、かなり進行した状態で病院に受診されることも多い病気です。
腎臓の働きとしては大きく分けて5つあります。
- 老廃物を体から出す
- 血圧の調整をする
- 血液を作る指令を出す
- 体液やイオンバランスを調整する
- 強い骨を作る
体にとって大事な機能のある腎臓。
そんな腎臓が病気になってしまうと考えると怖いですよね。
慢性腎臓病になる原因

そもそも慢性腎臓病(CKD)になる原因は何があるのか。
なんと、糖尿病・高血圧が多くを占めています。
糖尿病や高血圧は生活習慣病と呼ばれている聞き覚えのある言葉だと思います。
生活習慣病の行きつく先に、この病気の可能性もあると考えてもいいかもしれません。
生活習慣病は、普段の食事や運動習慣・喫煙などが起因しているため慢性腎臓病(CKD)には普段の生活習慣が大きく関係しています。
また、上記にも記載した通り、自覚症状が乏しい病気なので健康診断などで早期の段階で見つかればいいですが、病気が進行してから見つかってしまうことが多いです。
なので、生活習慣病で病院にかかられている方は、主治医に早めに相談してみてください。
慢性腎臓病の症状

慢性腎臓病(CKD)の症状としてはまず、夜間頻尿・むくみ・貧血・倦怠感・息切れなどがあげられます。
ただ、症状が進行していくと以下などの症状が出てきてしまいます。
- おしっこの量や頻度が低下
- 浮腫(むくみ)
- 歩いたり会話だけで息切れする
- 吐気や気持ち悪さ
関連記事:高血圧の原因になりやすい食事や食べてはいけないものとは?
慢性腎臓病のステージの特徴
慢性腎不全(CKD)には症状が軽いものから重いものまで存在しステージ分けされているため下記に表を掲載します。

同じ病気でも病状によって症状の出方も変わってくるので不安なことがあれば、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
慢性腎臓病の治療法

症状だけでなく、治療法も上記のステージによって変わっていきます。
軽症の場合、まずは生活習慣の見直しや原因となっている生活習慣病の治療があげられます。
また、軽症であれば、症状の悪化を止めることもできます。
重症になっていき、薬剤等では治療が難しくなったときは、血液透析や腎臓の移植なども検討されていきます。
関連記事:生活習慣病って何種類あるの?予防対策や検診についても紹介
慢性腎臓病と関係する生活習慣

上記のことも踏まえ、普段の生活習慣が大切なことは伝わったでしょうか?
症状がない生活習慣病だからこそ、しっかり日頃から向き合い、コントロールしていく必要があります。
バランスのいい食事をとり、適度な運動、しっかり休息をとり、お酒は控えめに、禁煙する。
これらが大切になっていきます。
慢性腎臓病の検査・治療なら千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックへ
当院では、最新医療機器であるドライケムを採用しており、即時血液検査結果をお出しすることができるため、今の腎臓の機能をすぐ確認することができます。
また、超音波検査もあるので腎臓の大きさや左右差などすぐに確認することができます。
専門的な治療が必要となった場合には、すぐに紹介状を作成し、専門の医療機関にて診察が受けていただけるようにお力添えができます。
参考文献
森下記念病院HP
千葉内科在宅・美容皮膚科クリニック 院長 辺土名 盛之(へんとな もりゆき)
経歴
- 三重大学医学部医学科 卒業
- 四日市羽津医療センター
- 西春内科・在宅クリニック
- 千葉内科在宅・美容皮膚科クリニック院長